おろしそばはかくあるべき
ご機嫌いかがでしょうか、管理人です。
唐突ですが、我が福井といえば食べ物がオイシイ事で有名です。
中でも突出した知名度を誇るのが、ソースカツ丼とおろしそばですよね。 ね!(←勝手に決め付けてみました)
なかでもおろしそばは、福井生まれ福井育ちの私も、福井を代表するメニューだと自負致しております。
おろしそばは福井県では専門店はもとより、近所の食堂や居酒屋・割烹でも、意外なところではマンガ喫茶(!)などでも置いてあるケースがあり、はっきり申しましてどこででも食する事が可能です。
しかし! その味は千差万別なのであります。
とはいえ食する人間の味覚も千差万別、美味い基準が曖昧なのも事実。
ということで、福井県中のおろしそばを食べ歩いた私が、どれが美味いおろしそばなのか、その見分け方を独断と偏見で語りたいと思います。
あくまでも個人的意見ですので、クレーム等は一切受け付けません(爆)
■おろしそばの食べ方・心構え
おろしそばは、つゆと大根おろし、ねぎと鰹節をぶっかけて豪快にズルズルと食す、硬派な食べ物です。
よってズルズル音が気になる上流家庭の方、「汁がとぶじゃないか!」というキレイ好きな方には向きません。
わざと真っ白のTシャツを着て、汁を飛ばしまくりながら荒々しくそばをいただく。
そして汁まみれになったTシャツで、誇らしげに帰る。
それを他人に指摘された場合、これは柄だと言い張るぐらいの度量が必要です。
■そばの堅さ
しつこく申し上げますが、おろしそばは硬派な食べ物です。
よって常に堅めの仕上げでなければなりません。
まれに「お子様に合わせて・・・」や「ファミリー向け」等の軟らかめのおろしそばを出す店もありますので、ご注意を。
■そば屋の見分け方
硬派なそばを食べたい場合、そば屋に入る前後に見分けるポイントがあります。(思い込みという噂もありますが、構わず進めます)
よく店先のショーウィンドウに食品サンプルが飾ってあるお店がありますよね??
これが置いてある店で硬派なそばに出会える可能性は、50:50です。
硬派なおろしそばを出す店では、店主も硬派。
サンプルなどの見た目で客の気を引こうとはしない!・・・はずです。
また、店先や入口付近のガラス張りの部屋で、店主自ら狂った様にそばを打つ姿を見かけませんか?
これはもう~オススメです!
もし時間があれば、店主の頭の動きに合わせ、こちらもガラス越しにヘッドバンキング*してあげましょう。
*ヘッドバンキングとは・・・「バンギング」(“banging”) とは「激しいビートを鳴らし続ける」ことを意味し、頭を激しく上下に振る動作としてヘッドバンギングと呼ぶ。
そうすれば店主のビートは最高潮に達し、最高のそばが出来上がる事うけあいです。
■オススメのそば屋
初めからこれを書けば良かったのかもしれませんが・・・
独断と偏見で選ぶベストおろしそば店in福井は下記の通りです。
①福そば本店(大野市)
我が大野市が誇る老舗そば屋。 今どきな比較的新しい支店もありますが、朝市で有名な七間通り近くの本店をあえてセレクト。
歴史ある佇まいはうまいそばを引き立てます。
そばは若干堅め、辛さは普通。 うまいおろしそばのスタンダードを味わえます。
ちなみにカツ丼などのご飯メニューやセットも安くて充実しています。
そばが硬派な割に、家族でも楽しめるお店です。
オススメはなめこおろし、天おろし、ノーマルおろしと3種類を楽しめるおろし三昧そばです。
②やっこ(福井市)
そばとお酒が楽しめるお店。 そのコンセプトに付随したメニューが多くあります。(そば・おつまみ系・地酒等)
おろしそばには珍しい細麺が選べるのも特徴です。
かなりモチモチの弾力のあるそばで、辛さは普通。
たまに若い店主が店頭でヘッドバンキングしてるので、要チェックです。
③けんぞうそば(永平寺町松岡)
福井が誇る有名店のひとつです。
他の店と大きく違うのは、そばの注文方法。
5合、10合などの単位で注文する方式で、おおきなざるにそばが乗って登場します。
大根おろし・つゆ・鰹節が別途用意され、自分のお好みで調整しながら一皿一皿楽しめます。
そばはもちろん堅め、おろしも相当辛いという激硬派。
別途辛味を増すスパイスも用意されており、これを入れればまた別世界の辛さに突入します。
福井北IC近くということもあり、県外からのおろしそばファンが殺到する事でも有名。 行列必至の人気店です。
④森六(越前市粟田部~旧今立町)
よく東京の百貨店等の催しで、そばフェアの様な全国からそばが集まるイベントがありますが、その様なイベントに福井代表として駆り出されるのが、そばどころ越前市が誇るこの森六。
超有名店です。
住宅街に立つ小さな旧家が店舗で、見落としてしまうほど。
席も円卓1と座敷テーブル2席という、小さなお店です。
明治時代創業という超老舗で、メニューはおろしそばとせいろのみという硬派っぷり。
ほとんどの方がおろしそばを2枚、3枚と注文します。
*ここでは「皿」ではなく、「枚」と呼ばれています。
こちらのお店は私が10年ほど前に初めて立ち寄り、その美味しさにおろしそばMYブームの火付け役になったお店。
何枚食べても飽きない、古き良きおろしそばがここにあります。
武生ICから比較的近く、いつも県外ナンバーの車で賑わっています。
⑤大福(越前市粟田部~旧今立町)
最後にご紹介するのは、驚愕の硬派っぷりを誇る私の一番好きなお店。
特筆すべきはそばの堅さ。
初めて食べる人は「えっ?茹で時間間違えた?」と感じるかもしれません。
おろしも辛めで、硬派中の硬派といえるでしょう。
先ほどの④森六は県外ナンバーが多いですが、こちらは比較的地元の方が多い様な気がします。
そば以外にも丼ものなどのメニューもある事が理由かもしれません。
おろしそばももちろんオイシイですが、一番のオススメは天ざる。
つゆ以外に大根おろしが別途付いてきます!
越前市や旧今立町は数多くのそば屋がひしめく、福井一の激戦区です。 他にもたくさんのおいしいお店がありますので、そば屋のはしごなんかもいいですよね。
以上、皆様のご参考になれば幸いです。
福井県にいらした際にはぜひオススメのお店に行っていただき、美味しかったご感想をご報告いただければ、嬉しいことこの上無しでございます。
ただし、口に合わない、美味くない等の辛辣なコメントは、管理人の心がポッキリと折れてしまいますので、ご遠慮いただきたいと存じます(笑)
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